レースガイド


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前回優勝馬:プリンセスアリー号

 浦和競馬で最も歴史がある重賞競走。1955年創設、1961年から牝馬限定戦となり、現在は南関3歳牝馬クラシックの一冠目に位置付けられている。
 2010年より地方全国交流競走となり、2023年から1600mから1500mへ変更。これによりフルゲートも11頭から12頭となった。
 近10年中9年はユングフラウ賞出走馬か東京2歳優駿牝馬1着馬が優勝している(2018年優勝のプロミストリープはJRA2戦2勝後、南関転入緒戦で優勝)。
 【1~3着となった南関所属馬に東京プリンセス競走への優先出走権を付与】

データ分析

1番人気を頭に固定するか、1番人気を完全に消すか

※データは過去10年分(2015~2024年)を対象にした。

1番人気を頭に固定するか、1番人気を完全に消すか

 単勝1番人気は6勝とまずまずも2着3着はゼロ。信頼して頭固定にするか完全に消すか。
 優勝した6頭は東京2歳優駿牝馬1着馬が4頭、ニューイヤーカップ優勝馬とJRA2戦2勝からの転入緒戦馬が各1頭。
 敗れた4頭中3頭は東京2歳優駿牝馬2着馬2頭、東京2歳優駿牝馬不出走1頭だった。
 1番人気が敗れた4年は全て3番人気(4勝2着1回3着1回)が優勝している。
 2番人気は優勝こそ無いものの2着3回3着3回で複勝率なら上位3頭が60%で横並び。
 4・5番人気は合わせても2着2回3着1回でいまひとつ。
 それならば2018年を除き、毎年1頭馬券に絡んでいる6番人気以下(2着4回3着5回)に妙味がある。
 尚、1番人気が勝った時は2着か3着に、2番人気か3番人気を連れてきて比較的固く収まっている。

【単勝人気別成績】(過去10回)

  1着 2着 3着 着外 連対率 複勝率
1番人気 6 0 0 4 60.0 % 60.0 %
2番人気 0 3 3 4 30.0 % 60.0 %
3番人気 4 1 1 4 50.0 % 60.0 %
4番人気 0 1 1 8 10.0 % 20.0 %
5番人気 0 1 0 9 10.0 % 10.0 %
6番人気以下 0 4 5 50 6.8 % 15.3 %

3番人気以内の浦和所属馬が優勢も、大井所属馬は絡めておきたい

 勝ち馬は地元浦和所属馬が5勝2着1回で抜けているが勝ち馬は3番人気以内(2着の1頭は5番人気)。
 馬券絡みという点では大井所属馬が2勝2着4回3着4回で複勝率30%で、2023年を除く9年で馬券に絡んでいる。
 船橋所属馬も2勝2着2回3着3回とまずまずの成績だが、2023年の1~3着独占を除くと馬券絡みは4頭止まり。
 川崎所属馬は近5年連対がなく、かつての勢いが無い。
 他地区所属馬は2015年に10戦8勝(重賞4勝)の成績で参戦してきたトーコーヴィーナスが2着しているのみで狙い辛い。

【所属別成績】(過去10回)

  1着 2着 3着 着外 連対率 複勝率
大井 2 4 4 23 18.2 % 30.3 %
船橋 2 2 3 19 15.4 % 26.9 %
浦和 5 1 0 12 33.3 % 33.3 %
川崎 1 2 3 21 11.1 % 22.2 %
他地区 0 1 0 4 20.0 % 20.0 %

2~5枠から勝ち馬探し、特に2枠は押さえておきたい

 勝ち馬は3枠と5枠のそれぞれ3勝を含め、9頭が1~5枠。6枠から外は8枠が1勝のみ。複勝率で見ても2~5枠が8勝2着6回3着6回で47%と抜けている。
 特に2枠は1勝2着2回3着4回で複勝率70%なら押さえておきたい。
 但し2022年までは3~4コーナー中間のポケット地点からスタートする1600m戦で行われており、2023年から1500m戦に変更となった事で、外枠の不利はやや解消されている可能性に留意したい。

【枠順別成績】(過去10回)

  1着 2着 3着 着外 連対率 複勝率
1枠 1 0 1 7 11.1 % 22.2 %
2枠 1 2 4 3 30.0 % 70.0 %
3枠 3 1 0 6 40.0 % 40.0 %
4枠 1 1 2 6 20.0 % 40.0 %
5枠 3 2 0 7 41.7 % 41.7 %
6枠 0 2 2 15 10.5 % 21.1 %
7枠 0 1 0 19 5.0 % 5.0 %
8枠 1 1 1 16 10.5 % 15.8 %

好位馬が抜けているが、差し馬も健闘。

 前述の通り、2022年までは1600mで行われていた事もあり、好位組が5勝2着4回3着1回と抜けている。
 逃げ馬はスタートで脚を使うため、1・2・2・3・5番人気馬が2勝2着2回3着1回。
 逃げ馬が上位人気で無ければ、2勝2着4回3着5回で2024年を除く9年で馬券に絡んでいる差し馬からピックアップしたい。
 追込馬は中央から2戦2勝で転入してきて優勝したプロミストリープ(2018年)を除くと3着3回止まりで狙いにくい。

【脚質別成績】(過去10回)

  1着 2着 3着
逃げ 2 2 1
好位 5 4 1
捲り 0 0 0
差し 2 4 5
追込 1 0 3

ユングフラウ賞5着以内馬か、東京2歳優駿牝馬3着以内馬が優勢

 同じ浦和が舞台のユングフラウ賞出走馬が6勝2着6回3着6回で、2022年を除き毎年馬券に絡んでいる。
 但しユングフラウ賞から連勝を決めたのは2016年モダンウーマン(重賞5勝)のみ。
 またユングフラウ賞6着以下からの巻き返しは2頭が3着しているのみで、5着以内馬から選びたい。
 暮れの2歳女王決定戦:東京2歳優駿牝馬出走馬が6勝2着5回3着5回。
 16頭中11頭は同レースで3着以内の成績を収めていたが、10着・13着から巻き返した例もあり注意が必要。
 他ではニューイヤーカップで牡馬に挑んでいた馬が3頭出走し2勝(残る1頭は6着)。出走してきたら要注目だ。
 デビュー地を見ると、ホッカイドウ競馬デビュー馬が4勝2着6回3着5回と2015年を除き毎年馬券に絡んでいる。
 南関東デビュー馬で馬券に絡んだのは12頭で、11頭は新馬戦で連対していた。

データ分析:友好春

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